画像認証システムの作り方
問い合わせフォームから広告宣伝を投稿してくるのは、そのほとんどが自動化されたプログラム(ボット)です。プログラムはインターネットを巡回し、入力フォームを見つけると適当な名前・メールアドレスを入力し、定められた宣伝文を投稿してきます。そんな彼らが苦手とするのが画像認証。
上記のような画像を表示し、「何が書かれているか?」を問えば、プログラムは画像を正しく認識できず、立ち往生してしまいます。
そこで今回、教会学校に通う子どもたちに協力してもらい、手作りの画像認証システムを設置してみました。
材料
用意するものは「手書きの文字」です。
まず子どもたちに用紙を渡し、手書きの文字を書いてもらいます。文字はどんな内容でも構わないですが「せっかく教会なのだから」という理由で、聖書に出てくる人物名を書いてもらいました。
文字は太く、はっきりと描いてもらうのがポイントです。これをデジカメで撮影します。スキャナーで読み取ってもよいでしょう。さらにこれらをPCで一枚一枚の画像に切り分けます。
画像の縦横のサイズは揃えておくことをおすすめします。この画像をサーバーにUPし、あとはプログラムを少し追加すれば完成です。
「私のは?」「ぼくのは?」
出来上がった問い合わせフォーム。効果はてきめんで迷惑メールは全くと言って良いほど来なくなりました。何より子どもたちの「作品」がホームページ上に公開され、しっかり役立っているのはうれしい限りです。
「別の画像を表示する」をクリックすることで、他の子の作品に切り替わりますので、子どもたちも
「僕の作ったやつは?」
「わたしのはどれ?」
と何回もクリックし、自分の作品を探していました。
千里摂理教会のホームページにはお問い合わせフォームが用意されていますが、最近このフォームを通して広告や宣伝が多数届くようになりました。その多くは、人ではなく自動化されたコンピューターによるものばかり。そこで対策として画像認証システムを用意しました。システムに必要な画像は教会学校に通う生徒たちの手作り。目下、抜群の効果を発揮しており、迷惑メールはほとんど届かなくなりました。